ショーペンハウアー『幸福について』(鈴木芳子訳) の自分用読書メモ。
こういうものをブログに置いておくのが良いことなのか、分からないが、色々試してみようと思う。何しろ、二年以上読んでいるのに未だに読み終わっておらず、後々振り返りたいなぁと思うことが多いので。
なるほどと思ったことや、読んでてよく分からんとなったこと、善悪抜きにとりあえず忘れたくはないことなどをまとめておく。
この記事を作った時点で 5章「訓話と金言」の 26. 周辺 (p.283) まで来ていたので、それより前のメモはとりあえずなし。二周目する時に追記するとかそのくらい。
目次 (タップで開く)
訓話と金言
他人に対する態度について (21~46)
26
占星術信じる人アホで草
28
親切にし過ぎると相手は調子に乗りすぎるから、適度に毒を混ぜると良いってこと?
イタリアの諺「人を重んじない者は、重んじられる」
29
なんか訳おかしくない?
30
ナポレオン「自然でないものはみな不完全である」
〇あるものをないようにみせる ... ルールを守るってこと
× ないものをあるように見える ... 気取らない
正直万能感を感じられない
31
他人は鏡 ←まぁ分かる
他人を批判することは自己矯正につながる ←場合によりそう
寛容なのはクソ ←どうなん?
なぜあなたは、兄弟の目の中にある塵には目をつけても、自分の目の中の梁には気が付かないのですか…
まず自分の目から梁を取り除けなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも塵を取り除くことができます。
マタイ伝7章「人をさばくことについて」
新共同訳を見ると
人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。 (マタイ7:1)
と書いてあるので、若干捉え方が違う。あくまで他人を鏡にするよう心掛けなさいってことだと思う。
どうでもよいが、この次のマタイ7:7は「求めなさい、そうすれば与えられる。」
34
- 省略三段論法
大前提 -> 小前提 -> 結論
- サアディー『薔薇の園』
利口な人は利口でない人を厭うが、利口でない人は利口な人をその百倍も激しく嫌悪するのだと心得ておきなさい。
頭いい人と美少女は嫌われる
嫉妬ってやーねー
36
礼とは隠すこと。見なかったことにすること。
- 見るに忍びない
あまりにも気の毒であったり、ひどい状態であったりして、見ているのが非常につらい。
- 贋金 (にせがね, がんきん)
- 侮辱ってされた方が良いんだぜ。
- 自分を過大評価しなくなる
- 周囲の人間の仮面の下が分かる
38
他人の意見への反駁だーめよ
喜劇の一場面だと思おう
- メトセラ (メトシェラ, Methuselah)
- 創世記5:21~
- ノアの祖父
- 969歳で没 (聖書全体で最も長寿らしい 5:27)
- 勿怪 (もっけ) の幸い
39
意志 -- 激しい
認識 -- 冷静
40
よくわかんない
自画自賛は結局ダメなん?良いのん?
41
これもわからん
42
隠すべき「個人的なこと」ってどこまでやろか
世人は、ふだん特別な頭の冴えを見せない人でも、他人の一身上 (いっしんじょう) の事柄になると、数値をひとつ与えられただけで、どんなに込み入った課題でも解き明かす優秀な代数学者のようになると心得ておいた方がよい。
↑大草原不可避
44
- 「愛してはならぬ、憎んでもならぬ」
- 「何も言うな、何も信じるな」
ワケワカ
45
怒りや憎しみを言葉や表情に見せるのは NG
でも行動に示すのは OK ...?
たぶん物に当たってもいいとかそういう話ではなさそうだ。
脚注「冷静でいられる人が (..) 破壊的な効き目のある行動を起こすことができる」
革命とかストライキとか、そういう社会的運動的なものを指して「行動」と言ってそう。
年齢による違いについて
p.372
若いころの業績や判断をしばしば過小評価してしまう。
確かに。
知性や頭脳は不変ではない。そらどっかで下がるわな。
pp.374-378
若年期の情熱こそが不幸を生む、老齢期の達観 (というか諦め?) が幸福を生むってのもたしかになあって感じ。
我々童貞は美少女に幻想を抱いてそこに何か素晴らしいものがあるはずだと信じながら日夜シコシコしてる訳だけど、それが童貞を不幸にしてるってことだ。
対して、経験者は別に美少女だろうがイケメンだろうがそこには何にもないことを知り得ているので、快も不快もない。言い換えれば不幸ではない=幸福ってことだ。
p.378
「齢を重ねれば、健康と病は増進する」
アウルス・コルネリウス・ケルスス (ローマの学者)
p.382
意志と表象でもピンピンコロリしか勝たんと言ってんのね。